「ざわついていた。とにかく乱暴なやつがいると」
これは6月12日に放送された「10万円でできるかな」(テレビ朝日系)にゲスト出演した高橋克典が思わず漏らした、高嶋ちさ子評である。
2人は青山学院初等部の先輩後輩。どうやら小学生の時から、高嶋は音楽家らしからぬ傍若無人な振る舞いを続けていたようなのだ。
くしくも同日に、高嶋は「しゃべくり007」(日本テレビ系)にゲスト出演して、毒舌を振りまいた。新幹線グリーン席で移動中に、コロナ明けで昼間から大声で話す客と居合わせ、
「金髪に染めて『いくつに見える?』って、知らねぇよ、ババア」
と怒り心頭。その同乗客に文句は言わなかったものの、車掌に「注意した?」とブチ切れたという。
また、最近になってようやく父親を「ジジイ」ではなく「お父さん」と呼べるようになったという、常識外れなエピソードまで披露したのだ。
翌13日、高嶋はインスタグラムを更新。番組を一緒に見た夫から「ああいう上から目線のしゃべり方って、人によっては嫌悪感を持つと思う」と言われてしまったと告白し、発言自粛期間に入るとした。民放局関係者が語る。
「以前、バラエティー番組で、子役時代に『面白くもねえのに、笑えるか』と言って降板させられたこと、コンサートで共演する音楽家に『何度もやらせんなよ、ボケ!』と暴言を吐いていることが明かされましたが、その際もSNSで反省を口にしています。過激発言後にしおらしくなるのも、彼女の芸のウチですよ」
子供が家庭内のルールを破ったことに腹を立て、ゲーム機を叩き折ったと告白すると、高嶋の行動に賛否が分かれる炎上騒動が起きたことがある。だが高嶋の舌禍は、収まることはなかった。炎上キャラと紙一重の好感度を保っている、奇跡的な存在でもあるのだ。
「父親とともに、ダウン症の姉も一緒によくテレビ出演していますが、それも好感度を上げる一助になっています。幼い頃は姉をイジメた相手に高嶋が仕返しにいったエピソードとともに、現在は姉ともイチ人間として対等に接する姿が映し出され、まさにバリアフリーを体現している。もともとコンサートに客を呼ぶためにテレビに出演していたのですが、今ではどちらが本業かわからないぐらい、バラエティー番組には出ずっぱりですよ」(芸能ライター)
高嶋の激ヤバ伝説は続いていきそうだ。