セ・リーグ最下位争いを演じる中日の、敗因の大部分を占める貧打について提言したのが、立浪和義監督の2年先輩で野球評論家の清原和博氏だ。
6月15日、バンテリンドームでの中日×ロッテ戦で、CBCラジオのゲスト解説として一戦を見守った清原氏。その時に言及したのは、助っ人のダヤン・ビシエドの不振ぶりだった。
2回の打席で一邪飛に倒れると、まずは、
「自信をなくしたような感じ。去年から少し形が悪い」
ベテランの宮部和裕アナが不振の理由を探ると、
「次の打席に期待できる雰囲気がない。ドン詰まりの一塁フライは、やはりよくない」
と見解を語ったのだった。
ビシエドは今シーズン開幕から不振が響き、ここまで二度も2軍落ちを経験。打率2割台前半を行ったり来たりの不甲斐ない成績だが、思い切った施策が取れていない。
「立浪監督も相当迷っていると思うが、周囲の首脳陣が思い切った進言をしていないのではないか。監督1人が責任を背負えば、ブレた決断も出てきてしまう」(スポーツ紙デスク)
PL学園高の先輩として信頼する清原氏の直言を、立浪監督はどう捉えるのか。