コロナの規制が緩和されて海外旅行に自由に行けるようになったが、円安と世界的物価上昇は止まらない。ホテル代や食費を節約して旅行をする人が多い中、
「日本人のケチさにはアキレましたね」
と語るのは、タイの首都バンコクにある旅行会社に勤務する男性スタッフだ。このスタッフは先日、日本人旅行者から「夜の店を教えてほしい」と言われたため、同行したという。その際、驚きの光景を目にしたと、次のように明かすのだ。
「コロナ前からバンコクの夜遊びは高騰していて、中にはぼったくりのような店もあるので、同行したんです。連れて行ったのはゴーゴーバーだったのですが、女の子のドリンクは出さないわ、女の子にチップすら払いたくないとゴネるわで、驚きました。女の子達は給料なんてほぼないので、チップで食いつないでいるようなもの。なので接客してくれた子にチップを払うのは最低限のマナーです。わずか400円ほどのチップも払えないのなら、夜遊びなんかするなよ、と思いましたね」
また別の日には、こんな日本人旅行者も。
「日本人女性の団体なのですが、男の子が接客する店に行ってみたいというので、ボーイズゴーゴーバーに連れていきました。少し店内を見たのですが、ドリンクも頼まず『もう雰囲気だけ味わったからいいや』と言って、すぐに出たんです。しまいには、ボーイと写真だけ撮りたい、と言い出した。店内は撮影NGですが、ボーイにドリンクを奢ってチップを払えば、外でなら一緒に撮れると説明すると『お金がかかるならいいや』と言われました」(前出・旅行会社スタッフ)
ボーイズゴーゴーバーの店員には「せめて一杯飲んでから帰れ」とドヤされ、説明するのに苦労したという。日本人=気前がいい、と言われていたのはもう過去の話か。このような旅行者が増えれば、日本人の評判を落としかねない。