まさに「異例尽くし」と言っていいだろう。6月18日に突如として開かれた広末涼子の夫、キャンドル・ジュン氏の会見のことだ。
会見場となった場所でひとり、マスコミ受付を行う人物。それこそがなんと、ジュン氏本人だった。
「過去のスキャンダル会見を振り返っても、大体がテレビ局、あるいは会場運営を担当するPR会社のスタッフなどが仕切り、雑務を担当していました。当事者本人が受付までするのは記憶にありません」(ワイドショースタッフ)
それ以上に、駆けつけた報道陣を驚愕させたのは、質問者が壇上の椅子で向かい合わせになる形で質疑応答に対応する、というものだった。ワイドショースタッフが続ける。
「新型コロナウイルス感染拡大前までは、この手の会見が開かれると、両脇にベテランの芸能リポーターが陣取って取材を行う『立ち囲み』形式が通常でした。ところがコロナ禍を機に、完全に消えてしまった。芸能イベントも今年4月以降、ようやく元通りになりつつありますが、いまだ立ち囲みは復活していません。報道陣の中には『前とは違うが、なんだか新鮮だった』と話す人もいましたね」
ジュン氏のファインプレーといっていいだろう。