〈この度は、私、広末涼子の軽率な行動により、たくさんの方々にご迷惑とご心配をおかけしてしまったことを、深く、心よりお詫び申し上げます。一部、週刊誌で報じられているとおり、鳥羽様との関係は記事のとおりです〉
これは6月14日朝にSNSで発表した、広末涼子のコメントである。人気フレンチレストラン「sio」のオーナーシェフ・鳥羽周作氏とのW不貞スキャンダルを「全面的に認めた」降伏宣言である。鳥羽氏もこれに同調し、
「知らない番号からかかってきた電話に出たところ、記事に掲載されていた通りの内容の質問をされ、事実に反する受け答えをしてしまいました」
2人揃って謝罪に追い込まれる事態へと急転回したのだった。広末の所属事務所は、広末を無期限謹慎処分としたと発表した。
広末が「本麒麟」のCMに出演していたキリンビールは、報道された翌日には公式サイトからCM動画を削除するなど、即反応。キリンホールディングスの広報担当は「商品価値を伝えられないと判断し、本日から動画を削除しました」としていた。
広末の地元・高知で6月中にもクランクイン予定だった、来年公開予定の主演映画も、撮影延期が共演者に伝えられたといい、広末の降板は決定的となった。映画関係者が言う。
「代役を探し、撮影再開に向けて協議を進めているようです。市川猿之助が出演している『緊急取調室 THE FINAL』とは違って、まだ撮影が始まっていませんので、金銭的なダメージはそれほどではなさそう。ただ、出演しているCMのスポンサーが被った損害は、それなりのものになりそうです」
そしてこの騒動に「参戦」したのは、広末の夫でキャンドルアーティストのキャンドル・ジュン氏だった。
6月11日に福島県二本松市の龍泉寺で行われた東日本大震災の復興支援活動に参加したキャンドル氏は、プライベートで世間を騒がせてしまっていることを謝罪すると、語気を強めて次のように「宣言」した。
「自分自身の家族は今、大変なことになってます。しっかりとこの後、ケジメをつけますので、皆さんお楽しみに」
妻への「宣戦布告」ともとれる発言である。
「キャンドル氏は見た目は個性的ですが、内面はとても穏やかで優しい人。広末とは2010年に結婚しましたが、2014年に広末と佐藤健のデート報道があった時も『すみません』と言葉少なに報道陣に対応するのみでした。それだけに今回のコメントは意味深で、キャンドル氏の並々ならぬ決意を感じますね」(芸能記者)
キャンドル氏は子育てに積極的で、広末が仕事で不在の時には、高知からやって来た広末の母と協力して、面倒を見ているという。義母との関係が良好だからこそのエピソードだが、そんなキャンドル氏が「お楽しみに」と予告した「ケジメ」はいつ明らかになるのか。謹慎処分に追い討ちをかける「家庭内処分」の行方や、いかに。
(石見剣)