陸上女子選手のドルーリー朱瑛里が中国高校総体(岡山・シティライトスタジアム)の女子800メートルで優勝し、自己ベストである2分8秒72を記録した。1500メートルでも4分16秒76と高1歴代4位の好タイムで優勝。2種目で7月開催の全国高校総体(インターハイ)の切符を掴んだ。
ドルーリーは今年1月15日に京都で行われた「皇后杯 第41回全国都道府県対抗女子駅伝」の中学生区間の3区(3キロ)で17人をごぼう抜き。9分2秒の区間新記録をマークし、一躍、時の人となった。ところがあまりにも注目されたため、2月5日に出場を予定していた「BIWAKOクロカン2023」を欠場。代理人弁護士を通し、過熱報道を控えるように呼びかけていた。
スポーツライターが語る。
「駅伝の時はさすがに彼女が中学生だったこともあって過熱報道が問題視されましたが、4月から高校生になったことで、今回の大会では早くからメディアが注目していました。ただ、陸上の地方大会にテレビカメラが入るのは異例の事態。インターハイとなればこれまで以上の過熱は必至で、関係者は厳戒態勢を敷くでしょうね」
1月にはまだ幼さが感じられたが、高校生になり美貌にますます磨きがかかっているドルーリー。今後は競技以外の面にも熱視線が注がれそうだが、元マラソン選手でスポーツジャーナリストの増田明美氏は「日本の宝だから大事に守っていかないといけない」と語っている。温かい目で見守るべきだろう。
(ケン高田)