隠し妻と隠し子疑惑が明るみに出た木原誠二官房副長官は、岸田文雄総理の最側近だ。「週刊文春」が第2弾として、隠し妻A子さんの告白を掲載した。A子さんが言うには、
「娘が生まれた当初、木原さんとはよくよく話をしました。木原さんは、双方のお子さんを幸せにするにはどうしたらよいかと悩みつつも、娘のために認知しようと言ってくれました」
木原氏から「認知」の申し出があったことを明らかにしたのだ。
A子さんは木原氏の申し出を受けていいのか、友人や先輩らと相談した結果、
「私と娘の人生にはさまざまな形があり得るのだから、誰を父親とするのかは、娘が成長した後に、娘自身に決めてもらうことにしましょうと、木原さんに告げました」
自らの判断で「認知」は求めないことにしたというのである。その上で、木原氏に対しては、
「娘の父親としての実質的な関わりだけを求めることとし、ひたすら子育てに専念しようと決意した」
「週刊新潮」や「週刊文春」の取材に対し、当初は「娘の父親は木原さんではない」と答えた理由については「木原さんの政治家としての未来、また、娘の未来を決めるのは私ではないとの思い」からだったとしている。
A子さんの発言を聞いた木原氏は「ビックリされた様子」だったというが、「私の想いをくんで」週刊誌に対し、同様の答えをしてくれたのだという。A子さんは最後まで木原氏を擁護。
「木原誠二さんは、文春が無理やり作り上げようとしているイメージとは全く異なる、情に厚く、優しく、娘のために勇気ある人です。これからの政治の道で、活躍してほしいと思っています」
報道によると、A子さんは推定家賃30万円の家に住んでベンツに乗り、娘の学費310万円を払っているが、
「自分の力で所得を得て、また両親や友人たちからの借り入れなど助けも得ながら、生活をしてまいりました」
として、木原氏に生活費の面倒を見てもらっているわけでないと強調した。「週刊文春」は皮肉っぽく「(木原氏が)異次元の少子化対策に体を張って取り組んでいることだけは確かなようだ」と書いているが、政府内からは、
「女性とその弁護士に対応を任せているとは、危機管理が全くなっていない。少なくとも自分は体を張っていない」
と、木原氏の対応を問題視する声が出ている。