「週刊文春」が報じた、岸田文雄総理と旧・統一教会の関係疑惑。「『日韓トンネル建設を推進』岸田文雄首相の後援会長は『統一教会』関連団体の議長」とのタイトルで、岸田総理の後援会長である崇城大学の中山峰男学長が、旧・統一教会の教祖・文鮮明氏が提唱した「日韓トンネル推進熊本県民会議」の議長を務めていたという。
このニュースを受けて、「FRIDAYデジタル」は8月25日、「舌の根の乾かぬ内に岸田総理も…統一教会が忍び込む『自民党の闇』」と題して、「週刊文春」の記事の一部を、政治ジャーナリストによる「岸田総理もこれは非常にまずい事態になるのでは」といったコメントとともに報じた。
ところが「Yahoo!ニュース」や「livedoorニュース」で配信されたはずのこの記事はその後、削除されている。「FRIDAYデジタル」には記事は残っているのだが、一体なぜなのか。
「『週刊文春』の記事を追った他のメディアは他にいくつもありますが、いずれも総理と旧・統一教会が関係ないことを強調したものが目立つ。『これはまずい』と報じた『FRIDAYデジタル』は消されました。メディアが一度配信した記事を削除するのは、非常に大きなこと。記事自体に問題があったのなら、本体からも削除しているはずですが…。これは『FRIDAYデジタル』の意向ではなく、ポータルサイトが独自の判断でやったのかもしれません。一部では、政府・自民党などからの圧力で消えたのでは、との指摘もありますが、仮に都合の悪い声を封じようとする力がかかったとすれば、ゆゆしき事態です」(雑誌記者)
秘かに消えた記事は、他にもあるのか──。