コラムニストのプチ鹿島が「個人的に最新号で最も読まれるべきと思った」と評したのは、木原誠二官房副長官をめぐる醜聞を取り上げた「週刊文春」の記事だった。岸田文雄総理の最側近が不貞相手たる「隠し妻」に与えた「特権生活」を報じたものだ。
ところが最も読まれているのは、広末涼子のスキャンダル。フレンチシェフの鳥羽周作氏と交わした「交換日記」の、恥ずかしすぎる中身が紹介されたものである。
広末パワーに「完敗」した官邸スキャンダルだが、木原氏は「親密な女性A子さんの自宅をしばしば訪れて宿泊し、翌朝、A子さんの運転する車で首相官邸に出勤する」のだという。
この女性の話題は約1年半前にも「週刊新潮」で報じられ、女性との間の「隠し子」とされる女児の七五三詣でに同行する木原氏の写真が掲載された。プチ鹿島は次のように酷評している。
「首相最側近というウルトラ公人なのに相変わらず週刊誌にみつかり放題なのである。平気で撮られまくり。これって危機管理としてどうなんだろう。岸田文雄政権の危なっかしさがこういうところから垣間見える」
「週刊新潮」の記事が出た時は岸田総理も「呆れていた」というが、
「『明治神宮とかにしておけば、一般の人は入れなかったのに』と苦言を呈していた」(政治部記者)
このコメントもコメントで、プチ鹿島も「そこじゃない!そこじゃないぞー」とツッコミを入れている。昨年末の岸田一族による忘年会写真の漏洩問題といい、岸田官邸の緊張感の欠如を象徴する出来事といえる。