ハ~イ! 皆さん!
スロベニアで国際捕鯨委員会(IWC)の総会が開かれている。16日からは、ニュージーランドによる、
「調査捕鯨をやめろ!」
って提案が議論されるんだ。調査捕鯨は日本ばかりかアイスランドも行っている。この前日、アメリカのオバマ大統領が信じがたい発表をした。
「調査捕鯨をするアイスランドへの経済制裁を検討している」
アメリカではアイスランド製品の不買運動まで起きているぜ。クジラを巡って反捕鯨国やリベラルの連中がヒステリーを起こしているって状況だ。反捕鯨団体シーシェパード(以下SS)にいたっては、「日本の調査捕鯨を妨害する」って宣言までしたんだぜ。
クジラを食べる文化を持つ日本の皆さんにとって他人事ではないよな。そこで今回は、クジラやイルカを利用した“詐欺師集団”について話したいと思う。
「クジラがいなくなると海が死んで、海が死ぬと地球も死ぬ」っていうのがSSのキャッチコピーだ。「海が死ねば地球が死ぬ」っていうのは理解できるけど、なぜクジラがいなくなると海が死ぬんだろう? そんな説明は一切ないばかりか、連中は子牛を食べることを決して批判しないんだ。同じ哺乳動物だぜ! 単なる偽善だとしか思えないよな。
連中の正体は、クジラを利用したカルトだと俺は考えている。
そもそも連中は、カナダのゴマフアザラシ猟を問題にしていて妨害行為を行っていたんだぜ。ゴマフアザラシの子供は眼球が凍結しないように、涙を流し続けている。人間には泣いているように見えるだろ?
SSの創設者ポール・ワトソンは「涙を流すゴマフアザラシ」を写真に撮って、Tシャツやポスターにした。78年、ヤツはラジオでこう明かしたんだ。「そうすると大儲けできる」ってな。
これは詐欺師の手口だよな。俺自身は毛皮を取るために、動物を殺すことには反対だ。しかし、ゴマフアザラシは絶滅危惧種でも何でもないんだぜ。
このビジネスで稼ぐだけ稼いだヤツらが次に目をつけたのが、「イルカ」や「クジラ」と「日本」だったってわけだ。
アラスカのイヌイットもクジラを獲る。ペルーでは違法でありながら1万5000頭のイルカを獲り脂身だけをサメの餌にして、残りは海に捨てている。連中は、これらには絶対文句を言わないんだ。
アメリカ海軍の演習でも大量のクジラやイルカが致命傷を負うことがわかっている。SSにはぜひ、米海軍の巡洋艦に突っ込んでもらいたいぜ!
連中が狙ったのは、文句も言わない金持ちの「日本」だった。簡単に金が稼げるからだよな。
この卑怯なやり方とそっくりなことを日本の皆さんはすでに経験しているんじゃないだろうか? そう!韓国による慰安婦物語を使った、ゆすりビジネスの構造と同じだよな。
クジラと聞くとどこか無関係な問題だと思う人もいるかもしれない。多くのことに関心を持つことが、自分の国を守る第一歩だと俺は思うぜ。
無関心が一番の問題だ。
また会おう!
米国と、日本の皆さんに神の祝福を!
◆プロフィール ★トニー・マラーノ★ 通称「テキサス親父」。49年生まれ。動画掲載サイト「ユーチューブ」で、ありとあらゆる悪や不正を軽快なトークでねじ伏せる。古きよきアメリカ保守派の視点から、極東各国への提言を行っている。仲間由紀恵のごくせん「ヤンクミ」の大ファンだ! 最新刊「テキサス親父の大正論」が好評発売中。