中日は7月2日の敵地DeNA戦に2-3で負け、再び借金が15に膨れ上がった。
この日も2点先制を許し、一時は石川昴弥の同点2ランで追いついたが、直後に先発の涌井秀章が楠本泰史に決勝打となる犠飛を打たれ、僅差の試合を落とした。1、2、3番の上位陣がそれぞれマルチヒットを記録しながら、4番以降の細川成也、高橋周平、福永裕基の中軸が揃ってノーヒットでは、点が取れないのも仕方がない。球団OBが言う。
「今年は立浪和義監督自ら助っ人を探して獲ってきたアキーノか、ベテランのビシエドを4番に置いて戦うプランだったが、アキーノは5月1日を最後に、2軍暮らしが続いている。同じく新助っ人のカリステも、5月3日に2軍落ちした。2人とも2軍戦にはスタメンで出場しているのですが一向に再昇格させない。育成に舵を切るには早すぎる中で、立浪監督は打線全体をどうしたいのか」
また、こんな見方もある。
「立浪監督は獲ってきた外国人選手に納得がいかず、塩漬けにしているのではないか。ただ長打が求められる中軸は、打率3割超えの細川を除けば、誰が見ても明らかに力不足の選手。周りに相談せず、監督ひとりで来季を見据えているのでしょうかね」(球団関係者)
ドラゴンズファン置いてきぼりの采配は、あまりにも寂し過ぎる。