阪神が前ヤンキースのコルテン・ブルワー投手を獲得する意向であることが分かった。7月10日のプロ野球12球団オーナー会議に出席した嶌村聡球団本部長が会議後に対応し、「前向きに交渉を進めている」と認めた。阪神はリリーフ陣が不足しており、補強は急務だった。
「9日にヤクルト戦があった甲子園球場でも『球団が新助っ人を緊急で獲る』との話はあったが、10日の紙面で的中させたのは、岡田彰布監督が昨年まで評論家契約していたデイリースポーツだけ。まぁ『大本営発表』ですよ」(阪神担当記者)
だが、ヤンキースから放出されたばかりで、NPB(日本野球機構)が定める7月31日に設定された補強期限に間に合うのかどうか。
「球団の渉外担当が事前にある程度リストアップして、そこから選んだのでしょう。契約自体は7月末までに間に合うと思いますが、問題はいつ来日して、1軍で登板できるようになるか。実際には8月中旬までかかると思います。場合によっては不慣れな中でも昇格させるかもしれない」(球団関係者)
阪神はお得意と言えるシーズン途中の補強策で、成果を上げることはできるのだろうか。