個人情報保護も何もあったもんじゃないだろう。IBC岩手放送(TBS系)の風見好栄アナウンサーが、同局社員の住所録を自身の家族に提供したとして、懲戒処分を受けたことが、ニュースサイト「Smart FLASH」で報じられた。
報道によれば、風見アナは5月下旬、同局の社員住所録を、社員の同意を得ずに家族に横流し。始末書と減給処分が下った旨のメールが社内で送信されたという。夫が次の盛岡市議選に出馬予定で、選挙活動に使う可能性が指摘されている。 東北地方の民放テレビ局関係者が言う。
「風見アナは岩手では知らない人はいないほど、知名度が高い。長年、ローカル情報番組の顔として出演していることが大きいのです。茨城県出身で、縁もゆかりもない岩手でアナウンサー人生をスタートさせた場合、大半は数年で辞めて東京などでフリーアナとして再出発しますが、彼女は結婚当初『私は地主という勝ち馬に乗れたのよ』と豪語していた。夫も県内では相当知られた人物ですから、2人揃って向かうところ敵知らず。何をやっても許される、という大いなる勘違いが引き起こした今回の処分でしょう」
昨今は個人情報保護の観点から、住所録を作らない企業は多い。その点、岩手放送はまだまだ感覚が緩かったのかもしれない。