【区議が渋谷区長を提訴。AV撮影歴のある旅館は保養所として不適切?】
堀切稔仁区議は渋谷区が保養所として購入した静岡県内の旅館が、過去に最低でも11回はアダルトビデオの撮影現場として使用されていたことから、区の利用には不適切として渋谷区長に購入代金の1億8000万円を返還するよう求める住民訴訟を起こした。渋谷区は今年度予算に改修費用を含む約2億8000万円を計上していた。
この区議とはきちんと話してみたいね。渋谷区が買った旅館で今でもAVの撮影をやってるの? そうじゃないでしょう。過去に撮影現場として利用した人がいたという話でしょう? そんな過去をいちいち問い詰めていたら、宿泊できる旅館やら温泉なんて、この世からなくなるぜ。
例えば、「お前の父さんは昔、構成員だったの?」とか「お前の母さんは遊郭で働いていたの?」って聞くのは許されるか?
それと同じだよ。今回は「旅館でAV女優が裸になって撮影した」ってだけの話でしょ。建物に罪はあるか? あるわけがない!
今年5月に、写真週刊誌の取材があるまで、渋谷区も撮影現場に使われていたことを知らなかったらしいじゃない。その写真週刊誌の尻馬に乗って、この区議が訴訟を起こしたようにしか見えない。こういうことで話題作って目立とうという、バカ野郎なんじゃないかと思えてくる。
もともと渋谷区は箱根に保養所を持っていて、そこがいつも満員だから、それで新しい保養所を作ろうということで、今回の旅館の買い取りを決めた。この区議も第二保養所を持つことには賛成だけど、その不動産取引が不透明すぎるというんで問題視していたわけでしょう。
確かに、情報公開請求が断られたようだけど、それをわざわざAVを持ち出して、不動産価値が下がったとか、不健全だとか騒いでいる。だったら、渋谷区の円山町、あそこは花街だった。今もラブホテルでいっぱいだよ。この区議はその一帯のことをどう考えているのかね? 不健全だし、資産価値が下がっているのか? そのへんも聞いてみたいところだよ。
それにしても「号泣県議」とか「LINE府議」とか、地方議員は何でこんな目立ちたがり屋が多いんだろうね(笑)。どうして、こういう人たちが当選しちゃうのかが不思議だよ。地方議員を一堂に集めて、トコトン説教したいぐらいだ。
◆プロフィール みのもんた 1979年に文化放送を退社後、フリーアナとなる。以後、数々の番組で司会、キャスターを務める。1週間で最も生番組に出演する司会者のギネス記録保持者でもある。