プロ野球ではオールスターも終わり、7月22日から後半戦に入る。前半戦をセ・リーグ首位で折り返した阪神は18年ぶりの「アレ」を目指しているが、2位・広島とはわずか1ゲーム差しかない状況。
後半戦のポイントとキーマンについて、阪神OBの鳥谷敬氏が20日放送の「す・またん!」(読売テレビ)で語っていた。
まずはポイントについて鳥谷氏はこう解説している。
「横浜スタジアムでのベイスターズ戦(今季勝ちナシの5連敗中)だったりとか、なかなか勝てない場所というのがチームとしてあるので、そこで連敗してしまうと後半にやっぱり嫌なイメージで球場に行かないといけない。苦手なチームだったり苦手な球場というのを作らずに最後までいければ、いい形になるんじゃないかなと思います」
さらに後半戦のキーマンと問われると、「強いて言えば大山(悠輔)選手」と返答。
「大山選手にどうやってつないでいくかというところがやっぱり得点の一つのポイントだと思う。大山選手が打つことによって点数が入れば、後ろの佐藤(輝明)選手が非常に楽に打席に立てる思う」
と語った。
後半戦開幕の22日(対ヤクルト)では、前半戦に2軍再調整を経て11日のDeNA戦(倉敷)で60日ぶりの白星で復調の兆しを見せた、青柳晃洋投手の先発が決まっている。さらに右肋骨の骨折で離脱していた近本光司外野手も20日、甲子園で行われた全体練習で実戦形式のシート打撃に参加。1軍投手3人から3打数2安打を放ち、後半戦開幕から1軍復帰が確実視されている。
徐々に好材料が揃ってきた阪神だが、首位をキープできるかは、鬼門の横浜スタジアムでどう戦うかにもかかっている。
(鈴木十朗)