茨城県のひたちなか市に、ある「城跡」に向かう山道がある。ここは過去に死亡事故が何件も発生し、地元では「死のカーブ」と呼ばれている。
実際に現地を訪れてみると道幅はそれほど広くはなく、よくある二車線道路で特にスピードが出るような場所ではない。しかし、なぜか左右2カ所に「バイク進入禁止」の標識があるのが不可解だ。
地元の住人からは「過去に何度も死亡事故が発生している」という話が聞かれたが、確かにカーブに設置されているガードレールをよく見るとボコボコに歪んでいる。城跡は昼間でもひっそりとしており、どことなく空気も重い。物見遊山で訪れるような場所ではないことは、霊感のない人でもすぐにわかるだろう。付近には成仏できない「地縛霊」が多数、浮遊しているようだ。
オカルトライターが語る。
「心霊スポットに何度も足を運んでいる私も、ここは絶対に夜に来てはダメだと直感しました。常に囁くような声が聞こえ、風もないのに草木が揺れるのを感じたときに、完全に『囲まれた』と、背筋に冷たい汗が流れましたね。付近では女性の霊が何度も目撃されており、事故で顔面に重症を負い死亡した女性だといわれています。以前、テレビの心霊番組で紹介され、全国から多くの心霊マニアが訪れましたが、むやみに紹介するべき場所ではないと言いたいですね」
ここは霊の持つオーラが段違いだ。間違いなく最凶心霊スポットの一つといっていいだろう。
(ケン高田)