6月15日と20日に行われる「キリンチャレンジカップ2023」の代表メンバーが発表され、元日本代表選手が選考について考えを明らかにしている。城彰二氏も5月28日に自身のYouTubeチャンネルで「【訳が分からないメンバー選考】6月の日本代表招集メンバーについて」と題した動画を公開。選考への不満をブチまけた。
城氏は「欧州組を休ませるべきだ」と主張。Jリーグの選手だけで代表を組めばいい、と提案した。Jリーグの若い選手を呼ぶことで、森保ジャパンのサッカーを広く伝えられるメリットがあるというのだ。
欧州組を呼ばない理由としては、対戦相手が格下であること、欧州リーグがオフシーズンに入ることを挙げ、スペインでプレーした経験から、オフシーズンに日本代表の試合に出ることを「キツイんだよ」と振り返った。
この動画には500件以上のコメントが寄せられた。一部を紹介すると、
「興行なんだから普段見られる選手集められても」
「言いたいことはわかるけど、サポーターは欧州で活躍している選手が見たいんだよ」
と城の意見に否定的な声も目立つ。
「これこそが、欧州組を休ませることができない最大の理由です」
と語るのは、Jリーグ関係者である。続けて、
「強化だけを考えれば、城氏の言うようにJリーグの選手だけでチームを作るのもいい。ところが、それではスタジアムに客を呼べず、スポンサーに顔向けができません。日本代表の人気は落ちており、親善試合の視聴率は下がっている。試合の放映権料を考えても、どうしても欧州組は必要なんですよ」
日本代表の目標は、近いところではW杯ベスト8、長期的には2050年までに優勝を目指しているが、今のままで達成できるだろうか。