今、「日本のトップ女優は?」と聞かれて、思い浮かべるのは誰だろう。
主演ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)がパート3にまで突入した視聴率女王・米倉涼子だろうか。あるいは綾瀬はるか、堀北真希、石原さとみ、北川景子あたりなのかもしれない。
「いや、評価が急上昇中なのは、桐谷美玲ですよ。近い将来、トップ女優にかもしれない」
鼻息荒くこう断言するのは、さる民放局の芸能デスクである。
桐谷は今年上半期のCM起用社数ランキングで、有村架純と並ぶ1位に躍り出た。広告代理店スタッフも言う。
「事務所の戦略が当たったと思います。『NEWS ZERO』のキャスターという知的なイメージのせいか、男性ウケも女性ウケもいいという珍しい存在になっている。女優としては毎年、民放局の連続ドラマに出演し続け、大河ドラマ『軍師官兵衛』でも重要な役どころを演じました。何より、あの小悪魔的な魅力が、視聴者、特に男性ファンの心をワシ掴みにしているようです。正直言って、演技力、実力よりもメディアやドラマの露出度、イメージ優先の勝利ですが、CMタレントとしての価値、値段は今後も上昇するでしょう。これといったスキャンダルがないのも、CMスポンサーにとっては重要な要素ですし」
この10月クールも、ドラマ「地獄先生ぬ~べ~」(日本テレビ系)に、初の教師役で出演中。「新・好感度女優」「CM女王」の称号を武器に、次は「ドラマ女王」への道をジワジワとのし上がっていくのだろう。