プーチン異常行動プロファイルの第5回目は「影武者」の存在に触れよう。
神出鬼没の「偽プーチン」を巡っては、ウクライナ国防省のキリーロ・ブダノフ情報総局長や、元KGB(旧ソ連国家保安委員会)職員のセルゲイ・ジルノフ氏らが、
「独裁者プーチンが身の安全のために、複数の影武者を多用していることは明らかだ」
と断言している。
これらの諜報筋による情報を総合すると、影武者のアウトラインは以下の通りとなる。
●プーチンには少なくとも2~3人の影武者がいる
●影武者はみな、整形手術を受けている
●大統領執務室、首脳会談、戦勝記念式典など、身の安全が保障されている場面以外で登場するプーチンはほぼ全て、影武者である
●本物のプーチンはパーキンソン病のため、右手が不自由。一方、影武者は右手を自由に動かすことができるほか、饒舌でよく笑うという特徴がある
プーチンの動静に詳しい国際情報アナリストが指摘する。
「ウクライナによる攻撃、ヒットマンによる暗殺など、身の危険が予測される場所に、プーチンは絶対に姿を現さない。したがって、破壊されたクリミア橋を視察した時のプーチン、最前線のマリウポリやヘルソンを訪問した時のプーチン、ダゲスタン共和国で民衆と握手を交わした時のプーチンなどは、いずれも影武者、ニセモノだったと断じていいでしょう」
事実、西側の諜報機関が行った映像解析でも、唇や鼻の形、目や耳の造りなど、本物と偽物の違いが確認されている。
「極め付きは顔の輪郭。中でも顎の形には著しい違いがある。整形手術といえども、顎の骨までは削れなかったのでしょう(笑)」(前出・国際情報アナリスト)
臆病にして小心の独裁者。これがプーチンの偽らざる実像なのだ。
(つづく)