お盆休みは久しぶりに帰省という人もいることだろう。帰省すれば、離れて暮らす家族との時間を過ごすことになろうが、その機会に確認しておきたいのが、両親や祖父母の「ボケの前触れ症状」だ。
以下に10のチェック項目を挙げておこう。
① 文字が書けなくなった。文字を書きたがらない
② キレやすくなった。頑固になった
③ 趣味の話をしなくなった。趣味をやらなくなった
④ おしゃれをしなくなった
⑤ 同じ話を繰り返す
⑥ 財布やスマホを探す頻度が増えた
⑦ 冷蔵庫に賞味期限切れの食品が溜まっている
⑧ 掃除機を使っていない
⑨ 前より寝言やイビキ、寝相がひどくなった
⑩ 終活の話をするとキレる
特にイビキや寝言、寝相の悪化は、ひとりで暮らす中高年は自覚できない。イビキは認知症の発症リスクを高め、レビー小体型認知症を発症していると、寝言や寝相が悪くなる。
もし①から⑩に該当するようであれば、親御さんの代わりに「物忘れ外来」の予約をしたり、電話診療やオンライン診療ができる近くのクリニック、あるいは親が住んでいる自治体の老人の福祉窓口、包括相談窓口を調べておくことだ。
「認知症」「初期」「チェックリスト」のワードで検索すると東京都保健福祉局や製薬会社の「認知症チェックリスト」が出てくるので、これらも活用してほしい。