優勝マジック点灯が近い阪神・岡田彰布監督がまたしても「失言」をブチかまし、逆転優勝を狙う広島カープを刺激している。6月にはDeNAの本拠地、横浜スタジアムのイベントに不満が爆発。
「あれ待ってる時間、ホンマに長いよ。ちょっと拍子抜けしてしまうよな。野球に関係ないイベントばっかりしとるやろ。練習終わってからでも、長いなぁって思っとったよ。横浜に言うとけ!」
試合では結果的にDeNAにスイープされて、一時、首位陥落する辱めを受けた。
一度あることは二度あるもので、広島との直接対決を控えた8月14日、関西からの移動前に取材に応じると、連敗で沈む広島の新井貴浩監督に対し、
「まずは激励せなあかん。顔色が悪なってそうやからな」
と岡田節で言い放った。さらに貯金を20以上抱えて、この先の戦況に余裕があると踏んで、
「1勝2敗でもええ。1つ勝てばええんやから」
この放言に広島関係者がカチンとくるのも当然のことで、「ナメるのもいい加減にしろよ」と怒り心頭だったのである。広島のメディア関係者も憤る。
「相変わらず上から目線での発言は横に置いても、あの挑発はいただけない。ウチは阪神サイドの手の内はだいたい見破っている。それがまだ分かってないんですかね」
8月15日の試合で広島は野間峻祥、大盛穂、矢野雅哉、菊池涼介がそれぞれ走り、1試合4盗塁を成功させた。そして岡田阪神は逆転負け。
「阪神の捕手、坂本誠志郎の配球パターンを、広島ベンチが完全に読んで仕掛けた結果」(広島OB)
まだまだこの戦いの決着は先になりそうな予感大である。