あの大ヒットから14年が経過した今もなお、悠々とした印税生活を送ることができる。なんともうらやましい境遇にあるのが、ゴールデンボンバーの鬼龍院翔だ。8月29日の「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)で語ったところによれば、その源は2009年の曲「女々しくて」だった。
「ヒット曲がひとつあるってすごい。うらやましい」
明石家さんまがそう言うと、鬼龍院は次のように告白した。
「ずっと食っていけますから。カラオケ印税がある。稼働しなくても入ってきます」
これには、さんまが「嘘やん!俺も曲を作るわ!」とズッコケるのも当然だった。
かつてロックバンドのメンバーとして名をはせた芸能関係者が言う。
「鬼龍院の場合は作詞作曲、歌唱印税、カラオケ印税のほとんどをもらえることが大きく、原盤権もインディーズレーベル兼事務所が保有している。そのため、リターンが大きいのです。『女々しくて』ほどではないにしても、シングル曲が累計10万枚くらい売れて、卒業をテーマとした曲なら1月から3月はとにかくカラオケや有線でよく流れる。結構な金額になりますね。振り込みは3、4カ月ごとにありますが、月平均20万円ぐらいの収入にはなる。鬼龍院が労せずして富を得るのは、本当の話ですよ」
音楽業界が廃れて久しいといわれるが、まだまだ「狙える」世界なのだった。