将棋の藤井聡太七冠が全八タイトル制覇を目指して永瀬拓矢王座に挑戦する第71期将棋王座戦が8月31日から始まった。第1局は永瀬王座が150手で先勝したが、この五番勝負で藤井七冠が勝ち越せば史上初の全八冠を独占することになる。一方、永瀬王座も永世称号「名誉王座」がかかっており、簡単には負けられない大勝負だ。
藤井七冠と永瀬王座はこれまで研究パートナーとして切磋琢磨しており、互いの手の内はよく知る間柄。ちなみに昨年の棋聖戦五番勝負では藤井七冠が3勝1敗で棋聖位を防衛している。
藤井七冠が八冠を達成した場合、タイトル獲得料やスポンサー収入、書籍にゲームの売り上げなどその経済効果が35億円以上に達するとの専門家の見方もあるなか、早くも大手企業からのCMオファーが殺到しているようだ。
広告代理店関係者が語る。
「現在、藤井にCMオファーしている企業はかなりの数に上ります。藤井は不二家、サントリー、日本AMDと絞って広告契約を結んでいますが、目標である八冠を達成知れば、これを解禁し一気に増える可能性が高い。気になるCM1本あたりのギャラですが、若い割には知名度が高いため3000万円~となかなかの金額です。これは『Snow Man』の目黒蓮と同レベルですが、もし八冠を達成すすれば5000万円以上に跳ね上がるでしょう」
藤井がCM契約を続々と解禁するとなると、「タレントCM起用社数ランキング」(2022年、ニホンモニター発表)で1位に輝いた女優の芦田愛菜を脅かす存在になるかもしれない。
(ケン高田)