9月7日に開かれたジャニーズ事務所の記者会見で、東山紀之が新社長に就任するとともに、年内いっぱいでタレント業を引退することが明らかになった。そんな新社長になったばかりの東山に突如、試練が訪れる。東京新聞の名物女性記者、望月衣塑子氏が東山を指名して、NHKとテレビ東京を除く地上波テレビが生中継している記者会見で、以下のように問うたからだ。
「東山さん、ご自身のセクハラ・パワハラ問題に関連して。2005年の『SMAPへ―そして、すべてのジャニーズタレントへ』は元(ジャニーズ)ジュニアが書かれた本です。パンツがない人に『自分のパンツを履け』と言ったり、電気アンマをしたり…。私も少年隊は好きだったのでショックでしたが、ジュニアたちに自身の下半身を晒して『俺のソーセージを食え』と言った。(東山は)覚えていないと言うけど、やられた方は覚えています。ご自身がジュニア達に加害をしていたとしたら、それを今、どう感じるのか」
約4分にわたって自身の性加害疑惑を追及された東山は「記憶にない」を繰り返すのみだった。
東山は新社長就任に伴い、「サンデーLIVE!!」(テレビ朝日系)キャスターと「バース・デイ」(TBS系)ナビゲーターを降板。会見で指摘された東山自身の「性加害疑惑」が影響するとしたら、今年8月に「シーズン9」が終了したドラマ「刑事7人」(テレビ朝日系)だろう。
「シーズン9」は東山が刑事を退職し、謎の人物が訪れたところで終わっている。テレビ局関係者が言う。
「テレビ朝日は今年、刑事ドラマ『緊急取調室』のシリーズ完結版、映画『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』が、市川猿之助の逮捕で公開延期となる痛手を負っている。自らの性加害疑惑についてあやふやな回答を繰り返した東山の『刑事7人』の特番や映画を作ったところで、スポンサーが集まるのか。性加害の新たな事実が出たら『緊急取調室』と同じ道をたどります。『シーズン9』の平均視聴率は9.8%ですから、テレビ朝日がリスクを負ってまで特番や映画版を作るほどの人気シリーズではありません。東山は7日の会見で芸能界を引退したも同然でしょう」
謎の人物が誰なのか、永遠の謎になりそうだ。