一方のセ界では、近年精彩を欠く巨人と中日で大粛清が断行されそうだ。
「巨人の筆頭候補は丸佳浩(34)です。今季が契約最終年でFA権も取得していますが、ほぼ間違いなく宣言なしで、減俸残留するでしょう。『球団に子供の学校の面倒まで見てもらった』という噂があるほど手厚い契約内容と言われますし、引退まで世話になるつもりなんですよ」(スポーツ紙デスク)
飯山氏も次のように答える。
「外国人野手は軒並み入れ替えるでしょうね。ブリンソン(29)やウォーカー(31)も結局、守備の不安がこびりついている。丸と同じく契約最終年の小林誠司(34)も危うい。今年はとうとうシーズン安打ゼロでしたからね」
だが一方、小林にはこんな意見も聞こえてくる。
「実は原辰徳監督(65)は、あれだけ試合には使っていないのに、小林をよそに出す気がさらさらないんです。潜在能力を買っていて、他球団で活躍されたくない、というのが本音だと言います」(巨人OB)
果たして、元侍ジャパン捕手の来季はどうなるのか。
対する中日は今季、野手に食堂で米を食 べさせない「令和の米騒動」や、近藤廉(24)が受けた1イニング10失点の「見せしめ登板」など、立浪監督の独断専行によるマイナス面での話題が多く、選手や、ファンを巻き込んだ阿鼻叫喚が続いている。
「見せしめの件では、マウンド上の近藤に外様の宇佐見以外誰も声をかけなかった、と報道されましたが、実はベンチ裏では抑えエースのマルティネス(26)が『かわいそうだ。やめさせてくれ。俺が投げる』と訴えていたんです。監督に忖度したコーチ陣が止めたものの、振り切ってブルペンまで行ったとか。当然、立浪監督はよく思わず、マルティネスもチームに不信感を抱く出来事になりました」(飯山氏)
立浪監督が選手やコーチを好みで選択する「好き嫌い人事」はもはや恒例で、それは守護神ですら例外ではないようだ。
「いらない選手は、放出前に干すのが立浪監督の手法。今は大島洋平(37)や高橋周平 (29)がその対象ですが、マルティネスがそれに続くかもしれない」(球界関係者)
立浪監督は聞こえぬふりをしているのか、球場では「責任取れ!」「選手はお前のオモチャじゃねえぞ!」と怒号が飛び交っている。本当に粛清されるべきは誰なのか─。