ついに「血の入れ替え」に着手する。Bクラスでのフィニッシュが現実味を帯びてきた巨人は今オフ、大量に戦力外通告を行うことになるというのだ。スポーツライターが解説する。
「新鮮味に欠け、ファンから退任要求が出ている原辰徳監督ですが、来年も続投することが内定しているといいます。2024年は監督ラストイヤーとなり、ゆくゆくはGMに横滑りするとウワサされている。編成面を任されている原監督が滞留するチームを活性化させるため、大ナタを振るうことになりそうです。FA戦線では先発投手獲得を諦め、中継ぎ投手の獲得を目指している。代わりに中堅のリリーフを構想外にする予定となっています」
その戦力外候補が、2020年に日本ハムから獲得した田中豊樹投手と、DeNAから今年移籍した三上朋也投手だという。田中は今シーズン15登板で防御率4.09。5月から1軍でのプレー機会はない。三上は今シーズン22登板で防御率4.60。9月2日に1軍に上がった当日のDeNA戦で1アウトも取れず、4安打2四死球5失点の大乱調で降板した。たった1日で2軍に逆戻りである。
「巨人には才能豊かで若い船迫大雅、菊地大稀、平内龍太、田中千晴、松井颯らが控えているため、30歳前後の右投手は構想から外れそうです。田中も三上も調子の波が激しく、コントロールを乱すことが多いため、首脳陣の信頼は厚くありませんでした」(スポーツ紙デスク)
プロ野球では、世代交代には逆らえない。中堅投手がいなくなれば、若手投手の台頭に期待するしかないのだ。
(田中実)