プロ野球「ヤクルト×中日」の25回戦が9月21日に神宮球場で行われ、ヤクルトの山田哲人内野手が3回に左翼席への13号逆転2ランを放った。山田は神宮球場で通算155本塁打となり、歴代2位で元ヤクルトのバレンティンに並んだ。
しかし試合はその後、6回表に中日・岡林勇希外野手が走者一掃の適時三塁打を放ち逆転。8-9で中日が勝利した。
試合後、山田は「こういう順位ですけど足を運んでくれる方がたくさんいる」とファンに感謝はしていたものの、終わってみれば最下位の中日との差は「1.5」。もはやあとが無い状態だ。
「この試合は平日で荒天だったにもかかわらず、約2万5000人の観客を集めました。山田にしてみれば感謝でしかないでしょうが、実際はほとんどが最下位争いの行方が気になって足を運んでいるのが実情でしょう。中には立浪和義監督の『謎采配』見たさのファンも少なくない様子。優勝チームが決まった現在、『令和の米騒動』で物議を醸した中日と、昨季の優勝がウソのようなヤクルトとの最下位攻防戦は、別の意味で注目を集めたようです」(スポーツライター)
今季の直接対決はこれが最後になったが、両チームには来季の奮起を期待したい。
(ケン高田)