契約を1年残し退任となった巨人・原辰徳監督。現時点では阿部慎之助新監督の就任には賛否両論があるが、近年のチームの低迷ぶりを考えれば、どう転ぼうとも監督の交代は致し方ないだろう。
そんな中、にわかに浮上しているのが原監督の「WBC監督就任説」。すでに中日、巨人で活躍した井端弘和氏が就任しているが、任期は2024年11月の「プレミア12」まで。あくまで「暫定政権」なだけに、その後を継ぐのが原監督ではないかとのウワサだ。
スポーツライターが語る。
「原監督は最近まで来季もヤル気満々だったといいますが、球団初の2年連続Bクラスという惨めな結果をさすがに球団側が許せなかった。事実上の『解任』というわけですが、そこで浮上したのがWBC監督です。何かんだいっても原監督は巨人で9度のリーグ優勝、3度の日本一に輝き、2009年のWBC第2回大会では監督としてチームを世界一に導いている。若返りを図るチームからは去ることになりますが、短期決戦でのWBCであれば経験と実力を十分に発揮できる可能性は高い。侍ジャパンの監督人事には読売新聞が大きな影響を持つと言われるだけに、退任の見返りもありうるというわけです」
前WBC監督の栗山英樹氏の場合も日本ハムの監督として2度のリーグ優勝、1度の日本一に輝いたが、2019年から3年連続Bクラスとなり退任後、すぐに代表監督に就任している。原監督は今後について「明日のことを何も考えずに、ゆったりと床に就くというのは、いいことですな」とコメントとしていたが「まあそのうち飽きるでしょう」、そしてその期間を「1年ぐらい」としている。実はもう話は出来上がっているのかもしれない!?
(ケン高田)