ラグビーW杯フランス大会に臨んでいる日本代表は決勝トーナメント進出をかけ、10月8日にアルゼンチンとの運命の一戦に臨む。
1次リーグ・プールDではイングランドがすでに決勝リーグ進出を決めており、2勝1敗同士の日本とアルゼンチンの勝ったほうが1次リーグを突破する。
世界ランキング12位の日本に対し、アルゼンチンは9位と格上との対戦となるが、5日放送の「す・またん!」(読売テレビ)に出演した元ラグビー日本代表の大畑大介氏は日本の勝利を予想していた。
大畑氏は日本テレビ系「ZIP!」で、日本時間29日早朝に行われた日本―サモア戦のスコアを「28―18」と予想。結果は「28―22」で日本の勝利となり、日本の得点だけでなくトライ数「3」、ゴール数「2」、PG数「3」も的中させているのだ。
そんな大畑氏はアルゼンチンについて「まあ、強いです」と言い、強くて激しいフォワードと展開力のあるバックスが特徴で、「フォワード、バックスともに非常にバランスのいいチーム」と評した。
一方、弱点としては「気性の荒さ」を挙げ「自分たちの気持ちをうまくコントロールできない気性の荒さがウイークポイントになるので、そこを突いていければ間違いなく勝てる」と指摘。
さらにイライラしたアルゼンチンが反則を犯し、日本のペナルティキックが増えると予想。そこで日本代表のキーマンとなるのが、キック成功率93.8%の松田力也とした。テレビウオッチャーの話。
「アルゼンチンが反則した際に、その松田選手がコツコツとキックを決めていけば、アルゼンチンのリズムが崩れていくという。また大畑氏によればアルゼンチンは力で圧倒されるよりも『自滅』のパターンが多く、そこで今大会絶好調の松田選手がコツコツ3点を取っていくことが最も有効とのことです」
最後にスコア予想を求められると大畑氏は「24―21」で、日本の勝利を予想。「2トライ、1ゴール、4PGですね。アルゼンチンも2トライ、1ゴール、3PG。1PG差、要はキッカーの差で日本が勝つ」と話していた。サモア戦同様、ズバリ的中してほしい。
(鈴木十朗)