「スイカゲーム」なるものが今、大流行している。かつての「テトリス」や「ぷよぷよ」といった、落ちてくるブロックやパズルをルールにのっとって消していく「落ちゲー(落ちものパズルゲームの略)」の一種だ。そう考えると「落ちゲー」は約10年に一度ほど、激しくバズッているといえる。
「テトリスが流行ったのは1984年、ぷよぷよは1991年に大流行しました。その間も、ツムツムといった単純な暇つぶしゲームは流行っていますが、落ちゲーは時々起こる連鎖によってたくさん消える瞬間に、爽快感が生まれるのが人気の秘訣です。スイカゲームは上から落ちてくるフルーツを2つ重ね、より大きなフルーツを作っていくもの。重ねたフルーツは別のフルーツに変化し、最終的には画面を覆い尽くすほど大きなスイカに変身すると、高得点となります。フルーツは落下時に意図しない動きをするため、頭を使いますね。ぷよぷよとは違って、小さなサクランボからブドウ、イチゴといった形状と大きさが異なる丸を物理的に考えて落とす必要があります。単純だけど難しいですよ」(ゲームYouTuber)
この「スイカゲーム」は、ゲーム配信者たちがこぞって実況プレーを行い、ゲーマーたちの間で大流行を巻き起こした。それがブームの発端だという。
そんな中、これまでにないほど面白いスイカゲームの実況があった、と話題に上っているのが、HASESHIN(ハセシン)だ。まるでサッカーの実況中継を見ているようだというのだが、
「ハセシンはゲーム実況や解説動画を配信するストリーマーです。普段はもっと激しいタイプのゲームをやっていますが、スイカゲームの実況中は、ゆるいゲームにしてすごく激しい実況だったとして、78万人が見て大盛り上がり。SNSのトレンド入りもしました。『すごく元気になる、落ち込んだ時はハセシンのスイカゲーム実況を見よう』という呼びかけも多く投稿されています」
暗いニュースが飛び交う今こそ、ハセシンのスイカゲームで気分を盛り上げてみては。
(小津うゆ)