先ごろ、人気バンドMrs. GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル)が、大みそかの「第74回NHK紅白歌合戦」の初出場歌手に内定したことが一部スポーツ紙に報じられた。B’z、サザンオールスターズ、香取慎吾、中森明菜など、大物の名前も取りざたされているが、司会者のほうはすでに有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波、高瀬耕造アナが発表されている。
初司会を務めることで話題になった有吉だが、10月29日放送のラジオ番組「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』」(JFN系)では興味深い話をしていた。
「黒柳徹子さんが始めたっていう面接。出演者と司会者で話をちょっとする。そういうのがずっと伝統であって、黒柳さんがそのシステムを作ったんだって。でも、もうないんだって。楽しみにしてたのに。コロナがきっかけじゃなくて、コロナの前、いつからか知らないけど、もうないんだって」
出演者と司会者が事前に面談するのは紅白の恒例だったが、2017年、内村光良、有村架純、二宮和也が司会を務めた際、スケジュールの都合で中止。おそらくそれ以降、行われていないと思われる。芸能ライターがこんな話をする。
「紅白の司会者面談といえば、上沼恵美子が94、95年に紅組の司会を務めた際のエピソードが有名。ある出場歌手などは面談時、上沼の方を見ずパイプ椅子を真横に向けた状態でNHK関係者とばかり喋っていたが、翌年も上沼が司会を務めると、同じ歌手が『今年も頑張ってね。お待ちしてたわ』と肩をもんできて態度が180度変わっていたという話です」
もし今も面談があれば、有吉にも何かネタになる話ができて面白かったのではないか。
(鈴木十朗)