第19回関東地区大学野球選手権の1回戦「桐蔭横浜大-国際武道大」が11月6日に行われ、楽天からドラフト1位指名を受けた左腕の桐蔭横浜大・古謝樹投手が大炎上。楽天ファンをザワつかせた。
古謝はこの日、持ち味である制球力をいかせず初回に3安打5四死球を与え一挙に6失点。2回以降は変化球主体の投球に変えて修正を試みたものの、6回に一死から3連打を浴び降板。終わってみれば5回1/3を7安打8失点と散々な出来だった。
試合後、「まだまだ成長できるとプラスに捉えて、プロに入って勝てるピッチャーになりたい」と前向きな姿勢を見せた古謝だったが、楽天ファンは一気に不安になってしまったようで、「DeNAの濱口みたい」といった指摘が出ている。
スポーツライターが語る。
「古謝の炎上で、2016年のDeNAドラフト1位・濱口遥大投手を思い出したファンも多かったようです。神奈川大出身の濱口はドラフト1位指名を受けた後、関東地区大学野球選手権の共栄大戦に先発。初回1死しか取れず4安打4四球5失点でKOされ、DeNAのスカウトから『ドラフト1位指名されたというプレッシャーもあったのかもしれない』と慰めの言葉も出ていました。ただ、そんな濱口はプロ1年目から10勝をあげていますから、古謝も心配はないでしょう」
最速153キロ左腕として将来のエースを期待されている古謝。今大会ではまさかの敗退となってしまったが、プロの世界では見事に羽ばたいてほしいものだ。
(ケン高田)