ダンス&ボーカルグループ「TRF」のDJ KOOが、「小室ファミリー」で売れる条件を明かしている。
TRF、安室奈美恵、篠原涼子など、小室哲哉プロデュースの楽曲が音楽シーンを席巻した90年代。先ごろ放送された「これ余談なんですけど…」(ABCテレビ)にゲスト出演したKOOは当時を振り返り、「僕、TRFで最初にもらったお給料、振り込みじゃなかったんです。手渡しで、エイベックスの紙袋に札束が上までギッシリ入っていた。社長が『売れた実感が持てるだろ』って」と明かしスタジオを驚かせた。
そこで「小室ファミリーで売れていくための条件みたいなのがあって…」と切り出したKOOは、こう続けたのだ。
「小室さんって、めっちゃ声小さいんですよ。聞こえないじゃないですか。それをスタジオの音が鳴ってる時にそうやってしゃべるんですよ。声を張らずに。それを聞き取ったヤツが小室ファミリーで出世します」
まさかの条件だが、KOOによれば篠原涼子や観月ありさ、安室奈美恵、hitomiはみな聞き耳立てて小室の言葉を受け取って売れたという。芸能ライターが言う。
「それが音を聞き分ける聴力によるところなのか定かではありませんが、前提として小室の指示にしっかり従い、真剣に世界に浸ろうとしていたかどうかは重要でしょうね」
やはり小室は天性のヒットメーカーなのだろう。
(鈴木十朗)