阪神・岡田彰布監督が来季の連覇に向け、期待する新戦力を語っている。
岡田監督が11月18日放送の「せやねん」(MBSテレビ)にVTR出演し名前を挙げたのが、14日に育成枠から支配下契約を勝ち取った野口恭佑外野手だ。
野口は九州産業大学から2022年育成ドラフト1位で入団。長打力が魅力で、1年目の今季、ウエスタン・リーグで67試合に出場し打率3割3厘、6本塁打、18打点と好成績を残した。
「11日に秋季キャンプに合流した岡田監督が初めて直接プレーを見て支配下契約を即決。契約金1000万円、年俸420万円(金額は推定)で更改しました。パワーに加えミート力も抜群です」(スポーツライター)
インタビューの中で、可能性を感じる選手はどんな選手がいるか?と聞かれた岡田監督は真っ先に野口の名前を出し、「長距離砲というかね、ボールを遠くに飛ばす能力もあるしね。そういうことやっていくと、みんなの刺激にもなるしね」と答えた。
また支配下登録の契約後に同番組の取材を受けた野口は「まずは本当に何も知らされていない状況だったので驚きました。一番はバッティングでアピールしたい。初球から打っていく積極性とフルスイングが持ち味なので、1軍の舞台でもできるように頑張っていきたい」と話している。
「19日の秋季キャンプ最終日でも、野口はフリー打撃で13本の柵越えを放ちアピール。岡田監督は絶賛した上で来春キャンプの1軍入りの内定を明言しています。前日の特打では143スイングで28本の柵越えで、岡田監督はド肝を抜かれると同時に、すでに惚れ込んでいる様子ですね。彼はイチローや鈴木誠也のファンだそうですが、長打力は鈴木に匹敵するのでは」(前出・スポーツライター)
来季、阪神の外野手争いはし烈を極めそうだ。
(鈴木十朗)