エンゼルスからFA(フリーエージェント)となった大谷翔平の移籍先巡る報道が、一段とヒートアップしている。曰く「やはり本命はドジャースだろう」「いや、レンジャーズの本気度も侮れない」「大穴ならブレーブスの目もある」…。
だが、本サイトが11月8日に配信した記事でズバリ指摘したように、ワールドシーリーズでの優勝を目指す大谷にとって、ドジャースは申し分のないチームであり、早ければ今年のクリスマスまでに空前の巨額契約が締結される可能性は極めて高い。
そんな中、MLB(メジャーリーグベースボール)の公式サイトは、ドジャースがオリックスからポスティング制度でメジャー移籍を狙う山本由伸の獲得に乗り出した、との現地情報を速報で伝えた。
ドジャースが大谷に加えて山本も獲得するとなれば、まさにビッグニュースである。その実現可能性は、どれくらいあるのか。メジャーリーガーの移籍情報や契約事情に詳しいスポーツジャーナリストが明かす。
「ドジャースは本気ですよ。MLBネットワーク(MLB中継の専門チャンネル)の記者も『山本に対するドジャースの好感度は非常に高い。彼らは本気で大谷と山本の両獲りを考えている』と語っています。しかも山本は『どこのチームでもかまわない』との意向を示しており、大谷のいるドジャースからのオファーはまさに渡りに舟。ドジャースも2人合わせて7億ドル(約1050億円)の獲得マネーをすでに準備しているようです」
となれば、にわかに気になってくるのが、ドジャース入りした大谷と山本の起用法だ。スポーツジャーナリストが続ける。
「右肘の手術の影響で、大谷の来季登板は難しい。そこでドジャースは『山本先発』『大谷DH』という来季プランを秘かに練り上げ、『山本には10勝以上』『大谷には打率3割、ホームラン50本』を期待していると聞いています。加えて再来季以降は、二刀流に復帰した投手大谷の10勝以上がこれらに上乗せされる、という皮算用です」
ドジャースの大盤振る舞い作戦が実現すれば、日本のメジャーリーグファンも含めて、まさに垂涎のゴールデンオーダーとなる。