「アラフィフになって、さらに透明感も増して、若い頃より洗練された感じです」
テレビ関係者が絶賛するのは井川遥(47)だ。放送中の日曜劇場「下剋上球児」(TBS系)では、鈴木亮平演じる熱血教師を叱咤激励しながらも、優しく支える妻役を熱演している。
「最近では母親役も多くなってきましたが、普段はおっとりしているのに、芯の強さを秘めた一途な女性の役では圧倒的な存在感を放ちますね。撮影現場では、飾らないし気さくで、彼女がいるだけで雰囲気が和むんです。お酒も大好きで、共演者やスタッフとも気軽に飲みに行きます」(制作スタッフ)
井川は短大卒業後、OLとして勤務した後にモデルへ転身。99年の「東洋紡水着サマーキャンペーンガール」でデビューした。
90年代末から流行し始めた「癒やし系」は、女優でいえば、元祖は飯島直子。そして〝癒やし系グラドル〟としてグラビア界を席捲したのが井川だった。
そんな人気絶頂の頃に「年齢1歳サバ読み」が発覚する。
「モデルの世界では、オーディションの応募資格が20歳までという規定が多かったので、1歳サバを読んで応募した、という理由なんですが、その事実を本人が雑誌のインタビューで認めたんです。その潔さが好感を持たれ、ダメージは最小限にとどまりました」(女性誌編集者)
井川自身も、これを機に女優業にも挑戦し始めた。
「あるドラマで、こちらも人気絶頂だったアイドルグループSのKの主演ドラマで共演したんです。人気者同士ゆえにどちらも過密スケジュール。調整が難しく、井川のスケジュールに合わせて撮影せざるを得なくなり、Kが大激怒。しかも、まだ演技力不足だったこともKの不興を買い、以来、共演NGになりました」(スポーツ紙記者)
プライベートでは06年に14歳年上のファッションデザイナー・松本与氏と結婚。2人の子のママでもある。
「子供たちは2人とも超有名私立校に通わせていて、お受験の時もお手本のようなママだったそうです。芸能界でも板谷由夏や長谷川京子、吉瀬美智子らママ友とは大の仲良しで時間が合えばよく集まって食事に行くほどです」(女性誌記者)
また、みずからのファッションブランド「loin.」のデザイナーとしても活躍中だ。
私生活も充実、名バイプレイヤーとして引く手あまたの井川だが、かつての因縁の相手Kとは、その後も共演していない。
「井川サイドは、解散したSの他のメンバーとは共演しています。過去の遺恨があるのか、今は彼女の方がKを共演NGしているようです」(女性誌記者)
芸能界リアル下剋上か。