やることなすことすべてダメダメ。支持率は危険水域の20%台にまで急落、反対に不支持率は80%台の青天井。もはや国民が「顔も見るのもイヤ」と拒絶反応する嫌われ宰相となった岸田総理。アサ芸恒例1000人アンケートで〝1億総スカン総理〟の嫌われる理由を洗いざらい丸裸にする!
開催中の臨時国会は11月29日に補正予算が参院を通過して成立、12月13日までの会期は最終盤に入った。論戦のヤマ場を乗り切ったことで、岸田文雄総理はホッと胸を撫で下ろしていることだろう。だが、ほんの束の間のことにすぎないのは本人自身がいちばん承知しているはずだ。なにせ、論戦を重ねれば重ねるほど政権の支持率は下がり、もはや〝虫の息〟だからだ。
朝日新聞の11月世論調査では、岸田内閣は支持が25%で不支持が65%。毎日新聞はさらに悪く、支持が21%で不支持が74%。他の報道各社の調査でも支持は軒並み20%台と低滑空。もはや10%台突入が目前に迫っている。
「直近では、自民党5派閥のパーティー収入過小記載問題や、東京五輪の招致で内閣官房機密費が使われたとする、石川県の馳浩知事(62)の発言について野党から追及を受けましたが、『承知していない』『政府としてコメントすることは控える』といったグダグダ答弁ばかり。そんな具合だから、立憲民主の議員から『質疑者の質問にストレートに答えていただけていないのではないか。これでは国民は首相の言葉はわからないと思わざるをえない』と詰められる場面もありました。ご説ごもっともでしょう」(政治部デスク)
何を言っているかわからないのだから、政治家として信用されなくなるのは当然だ。それに加えて決断が遅いので「検討使」、口にはしないがどうせそのうち増税するのだから「増税メガネ」などと、口さがないあだ名まで頂戴する体たらく。
だが、総理就任当初には、おおむね50%台の支持と20%台の不支持で迎えられた。それが逆転したのは、昨年夏の参院選と、その渦中で凶弾に倒れた安倍晋三元総理の国葬を決めたあたりから。以後、嫌われ者のイメージが定着し、回復不能の状態のまま、現在に至っている。馬脚を現したと言えばそれまでだが、なぜそれほどまでに嫌われるのか。
そこでアサ芸は「岸田総理 その嫌われる理由」と題して恒例1000人アンケートを敢行。調査は全国の50〜75歳の男性を対象に、Q1「どこが嫌い」、Q2「岸田総理が行った政策・言動などで気に入らないと思うものは(選択式)」、Q3「ひと言物申す」の3問。その結果をまとめたのが、ページ下部の「岸田総理ここが嫌いだ」ランキングだ。
そして、結論を言えば、Q1「どこが嫌い」項目の回答は「決断力がない」「聞く耳がない」「カリスマ性がない」など、無能扱いの意見が圧倒的。これに「特になし」という、支持につながらない意見も合わせると「不支持」が8割以上を占めた。よって岸田総理のマイナス支持率は83%と判定したい。一方、「嫌いではない」とする意見はわずかに15%程度。もはや支持者は一握りしかいないのだ。
■岸田総理ここが嫌いだ!1000人調査
※アンケートは全国50~75歳の男性に実施。複数回答あり
1位「口先ばかりの賃上げ」332票/2位「歯止めの利かない物価高」269票/3位「聞く力」がなし237票/4位「ガソリン・光熱費の高騰」226票/5位「長男重用、2世議員閣僚の世襲政治」213票/6位「具体性のない場当たり政策」204票/7位「サラリーマン増税」188票/8位「次元の異なる少子化対策」168票/9位「4万円減税」157票/10位「マイナ保険証(紙の保険証廃止)」153票/11位「防衛費拡大による増税」138票/12位「国民年金納付5年延長」131票/13位「適材適所の内閣人事」128票/14位「5派閥の政治資金過少記載」126票/15位「資産所得倍増計画」113票/16位「アメリカ追従外交」75票/17位「LGBT法案関連法の成立」69票/18位「ウクライナ電撃訪問」58票/19位「統一教会への解散命令請求」51票/20位「広島G7サミット」34票