11月に行われた大相撲九州場所で11勝4敗とした関脇・琴ノ若。父親はイケメン力士として名を馳せた、先代の琴ノ若である。先代の最高位は関脇。息子は現在それに並んでおり、期待は三役の最上位「大関」昇進である。
元関脇の貴闘力が自身のYouTubeチャンネル〈貴闘力部屋〉を12月5日に更新し、その可能性を示唆した。
「自分が先代の琴ノ若と相撲を取っているところを皆見てて、素質は数段、琴ノ若の方があった。でも土俵に対する根性は数段オレの方があったわけで、それは結果に出てるわけだし。敢闘賞とか、三賞の数とか。ホワホワ~と相撲を取った力士と、気迫で相撲取った力士の違いは、一般の人が見ていてもわかる」
敢闘精神旺盛な力士に与えられる敢闘賞をみれば、先代・琴ノ若の5回に対し、貴闘力は10回。ちなみに息子の琴ノ若は、既に父親と同じく敢闘賞5回に達している。貴闘力が言う。
「琴ノ若は大関に上がりそうだね、息子の方は。親父よりも息子の方が前に出るもんね」
琴ノ若の3場所を振り返ると、7月場所(名古屋)11勝4敗、9月場所(東京)9勝6敗、そして11月場所の11勝4敗。11勝した7月と11月に、敢闘賞力士に選ばれている。
大関の目安は3場所合計33勝とされており、1月に行われる初場所の成績次第では、大関の声がかかるかもしれない。旺盛な敢闘精神でつかみ取る日を期待して待ちたい。
(所ひで/ユーチューブライター)