ニコニコ顔で大谷翔平を解説している場合か。楽天イーグルスでゼネラルマネージャー(GM)や監督を歴任した石井一久シニアディレクター(SD)が、ニュース番組「スーパーJチャンネル」や「モーニングショー」(いずれもテレビ朝日系)に出演して、ドジャースと1000億円超のメガ契約を結んだ大谷に言及した。
かつてドジャース所属時に背番号17をつけていた石井SDが、大谷の背番号の行方に関し、
「大リーグは先につけている選手がいたら、譲ってくれる文化がある。その代わりに譲ってもらった選手が、時計などをプレゼントする」
とニヤけ顔で内情を語ったのである。石井SDの楽天では、既にクビになった安楽智大によるパワハラが大問題となり、激震が走っている。
「今季まで監督を務め、内部事情を最もよく把握しているはずの石井SDは『安楽問題』からは背を向け、身を潜めていました。石井SDから詳細な説明や弁明はなく、今年8月にバスケット界からやってきた森井誠之球団社長に、対応を丸投げ。担当メディアからは不満の声が上がっていました」(スポーツ紙デスク)
都合の悪いことからは逃げ、大谷のこととなると満面の笑みでテレビカメラの前に立つ石井SDに、SNS上でも大バッシングが巻き起こっている。
「2018年9月にGMに就任してから、編成トップや現場トップの監督を歴任してきましたが、その間にチームは停滞し、2019年から3位、4位、3位、4位、4位。三木谷浩史オーナーには従順で寵愛を受けていますが、仙台には『アンチ石井』の楽天ファンが多く、チームの人気は急降下しています」(地元メディア関係者)
大谷ではなく、安楽について冗舌に語ってはどうなのか。そうすれば、ファンの信頼を少しは取り戻せるかもしれない。
(田中実)