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井上尚弥と那須川天心に頼ってちゃダメ!村田諒太がボクシングの地位向上につけた「ライト級以上の世界王者誕生」の条件

 井上尚弥、那須川天心は昨今、ボクシング界のスター選手として広く認知されている。しかし、スター選手の出現によってボクシング人気が高まり、安泰となっていくのかといえば、さにあらず。12月10日にYouTubeチャンネル〈PIVOT公式チャンネル〉に出演した元世界ミドル級王者・村田諒太氏は言う。

「昔からあるじゃないですか、辰吉(丈一郎)さんっていうブームがあったりとか、畑山(隆則)さんってブームがあったりとかするので、形が変わってるだけであって、じゃあ(ボクシングの)地位が上がったのかっていったら、そうじゃない」

 もっとも、那須川のボクシング転身により、キックボクシングから若いファンが流れてきたことには、「大きなことですし、ここから変えていかなくてはいけない」

 そんな村田氏が打開策として挙げたのは、次のような変革だった。

「ライト級から上の日本人の世界チャンピオンって、めちゃめちゃ少ないんですよ。この階級に挑んでくれる日本人に期待したいです。ライトから上に挑んでくれた時に、本当の意味で日本ボクシング界、強くなったって思えるんじゃないか」

 ボクシングにはミニマム級からヘビー級まで18階級が存在するが、ライト級は軽い階級から数えて真ん中の9つ目に該当する。

 日本の世界王者は第1号となる白井義男氏に始まり、今年10月7日のダブル世界戦で勝利した重岡銀次郎、重岡優大の兄弟まで、歴代98人(日本のボクシングジムに所属した外国人選手を含む)。そのうちライト級以上となると、藤猛(Sライト級)、輪島功一(Sウェルター級)、ガッツ石松(ライト級)、工藤政志(Sウェルター級)、三原正(Sウェルター級)、平仲明信(Sライト級)、オルズベック・ナザロフ(ライト級)、竹原慎二(ミドル級)、畑山隆則(ライト級)、ホルヘ・リナレス(ライト級)、小堀佑介(ライト級)、そして村田諒太(ミドル級)。わずか12人にとどまる。

 いずれボクシング界に、中重量級のスター選手は現れるか。

(所ひで/ユーチューブライター)

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