12月13日、ハワイへの優勝旅行に出発した阪神タイガース。関西国際空港では搭乗前にセレモニーが行われ、岡田彰布監督が登壇。「1年間頑張ったご褒美の優勝旅行になりました。両親、奥さん、子どもとか、今までで1番たくさんの人に参加してもらえて。この1週間は主役は家族なので」と挨拶していた。
チャーター便には選手とその家族、スタッフなど217人が搭乗。現地で合流するメンバーを合わせると345人の大所帯になるという。
一方、パ・リーグ3連覇のオリックスは12日からハワイ旅行をスタートさせているが、参加したのは選手16人、関係者の家族を含めて170人で、なんと阪神の半分以下となった。スポーツライターが語る。
「今季のプロ野球はセ・パどちらも関西のチームが優勝しましたが、優勝祝賀セールの売り上げや、球場を訪れたファン数、優勝パレードの集客数など、ことあるごとに比較されメディアに報じられました。近年、オリックスもファンが増えてきたとはいえ、やはりここでも阪神との盛り上がりの差が浮き彫りになってしまった。オリックスの多くの選手が団体旅行を回避したことには時代の流れを感じますが、何せ27年ぶりのハワイ旅行だっただけに、ハイテンションぶりをファンにアピールして欲しかったですね」
旅行に参加しなかったオリックスの選手はすでに自主トレに励む者も多いようだが、日本一になれなかったことも人数の差に出たのかもしれない。
(ケン高田)