ヤクルトの高橋奎二投手が12月20日、都内の球団事務所で契約更改に臨み、200万円ダウンの年俸4800万円でサインした。今季は20試合に登板し、4勝9敗、防御率4.60の成績だった。
高橋は報道陣の前に姿を現すと、「悔しいシーズンだったので。本当はもっと下げられるかなと思ったんですけど。期待してるということは言われたので。来年こそ、やりかえさないといけないなっていう気持ち」と語り、「進化」と記した色紙を掲げた。
一方、交渉時の話の中身については「目指してるところは多分高いと思うからっていう話はしたんですけど」と切り出し、「しっかりこっちで結果残して、『もう行ってもいいよ』って思える、思われるような結果を残してからいきたいなと」と、球団にメジャー挑戦を直訴したことを明かしている。
近年はポスティングでメジャー移籍する選手が急増していることから高橋も将来的には渡米を目指しているようだが、この発言にファンはどこまでも冷ややかだった。
スポーツライターが語る。
「まるで今季、最多勝でも獲ったかのような高橋の発言に『高橋はまだ早いだろ』と失笑の声が続出しています。昨季8勝したことで今季は先発の柱として期待を集めたものの状態が上がらず、高津臣吾監督には『どこか悪いんじゃないか』と心配されたほど。おそらくWBCに参加しダルビッシュ有のアドバイスなどを受けメジャー志向が強くなったのだとは思いますが、今の結果ではファンからツッコミが出て当然ですね」
メジャー挑戦宣言の裏には、妻でタレントの板野友美からのプレッシャーもあるのかもしれない。
(ケン高田)