令和初の三冠王でリーグ2連覇の立役者となったヤクルト・村上宗隆が11月14日、都内で会見を開き、将来のメジャーリーグ移籍について「早ければ早いほどいい」と明言した。
日本記者クラブ主催で招かれた村上は、メジャーリーグへの思いを聞かれると「権利を得る選手は少ないですから、挑戦したいという思いはある」と率直に語った。さらに移籍の時期についても言及。球団との話し合いにもよるとしながら「行けるのであれば、早く行きたい」と早期移籍を訴えている。
現在、メジャーリーグの獲得選手規定では「25歳以上で6シーズン以上プレーした選手」が該当する。村上が海外フリーエージェント権を得るのは、最速で27年シーズン。FAを待たずしてポスティングによる移籍の場合でも、3年後まで待たなければならない。ただし、ポスティングの場合は、球団が認めなければ海を渡ることはできない。球団OBが展望を語るには、
「メジャー経験がある高津臣吾監督が現場に携わっている限りは、最速でメジャー移籍を認めなければいけなくなるでしょうね。マネージメント先も同じで、互いに手の内を知っていることも大きい。球団も年々高騰する村上の年俸を払いきれなくなれば、放出やむなしとなる」
「世界のMURAKAMI」として羽ばたく前に、神宮の杜で目に焼き付ける価値はありそうだ。