芸能

ダイハツ「芸能人を起用しないCM」は不正試験発覚のサインだったのか

 ダイハツ工業の衝突試験不正は、とうとう全車種出荷停止にまで発展した。同社は12月20日、不正の対象がこれまでの6車種から64車種(開発中、生産終了も含む)に拡大したと発表した。国土交通省は大阪府池田市のダイハツ本社に検査に入り、道路運送車両法に基づく行政処分を行う予定だ。

 今年7月のビッグモーターによる保険金不正請求事件では、長年にわたって同社CMに出演していた佐藤隆太のイメージダウン問題へと飛び火した。佐藤に同情的な意見が圧倒的多数だったものの、中には「6年間もCMに出ていて、知らなかったでは済まされない」「不正の片棒担ぎ」という心ないSNSの書き込みもあった。

 1980年代から不正に手を染めていたというダイハツも、CMタレントへの悪影響が心配されるが…。

「ダイハツは過去に役所広司と鈴木京香が共演したり、工藤静香や仲間由紀恵、柴咲コウ、小池栄子、菅野美穂…と軽自動車の購入層を意識して、姐さん肌の女優を起用する時期がありました。ところが不正が増えたと言われる2014年を境に、芸能人を全面的に押し出したCMをあまり作らなくなったんです」

 大手広告代理店スタッフはそう言って、不正とCMの奇妙な一致を指摘する。続けて、

「ダイハツが国内のテレビCMに力を入れなくなったのは、2014年から小型車を中心に海外展開する方針に変わったから。直近でダイハツのCMに出ていたのは、上白石萌音と伊藤沙莉の2人だけでした。上白石はナレーションのみですし、伊藤も衝突試験の不正が発覚する昨年に『ムーヴ キャンパス』に出演していたことから、イメージダウンを被ることはないでしょう。海外向けの販促が続いていたのに、伊藤のCMだけは好感度が非常に高く、受注件数が当初の目標の4倍になったほど。伊藤の株が上がったCMだっただけに、残念です」

 不正フラグが立った2014年からトヨタの完全子会社になる2016年までの2年間、ダイハツでいったい何があったのか。

カテゴリー: 芸能   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
【高校野球】全国制覇直後に解任された習志野高校監督の「口の悪さ」/スポーツ界を揺るがせた「あの大問題発言」
3
エスコンフィールドに「駐車場確保が無理すぎる」新たな問題発覚!試合以外のイベントでも恨み節
4
「子供じゃないんだから」佐々木朗希が米マスコミに叩かれ始めた「温室育ち」のツケ
5
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」