放送中のテレビCM「カープレミア」が物議を醸している。EXILE系男性グループでGENERATIONSのメンバー7人が高速道路を集団で歩いている、という映像だ。赤いジャケット姿で、車のハンドルを持ちながら「ブーン!」と声を出しているのだが、
「あれはないでしょう。悪ノリして真似する人が出てきそう」
と語るのは、社会問題を取材するジャーナリストだ。「撮影の許可をとっています。CM上の演出なので絶対に真似しないでください」という注意書きのテロップが出るのだが、続けて言うには、
「昨今、飲食店などでの迷惑行為を流す動画が事件に発展していますね。派手なことをして目立ちたいという動機で投稿して炎上し、大きな社会問題になっている。そうしたバカどもの行為とかぶる、と言う人もいます。歩行者禁止の高速道路をネタに、車関連企業がこうしたCMを作るのはある意味、面白い試みであり、シャレが効いているわけですが、やはり時代のタイミングに合ってない」
一方で芸能記者は、今後のGENERATIONSに懸念があるとして、
「GENERATIONSがあまりパッとしない現状で、あのCMは一部のファンのみに『かわいい』『面白い』とウケているようです。メンバーの片寄涼太が結婚し、そのうち父親になる。子供を持った際には、こうした誤解を招く演出には乗らない方がいいのでは。このCMが面白いと言っている若者に、ジェネレーション・ギャップを感じますね…」
シャレか社会正義か、優先の線引きが難しいところである。