史上最年少、7歳での初出場を果たすのは、芦田愛菜ちゃん、鈴木福くんの超人気者2人である。なんとNHKは、幼い子供たちを視聴率獲得のために「フル活用」させるようだ。
今年、愛菜ちゃんと福くんが歌ったドラマ「マルモのおきて」(フジテレビ系)の主題歌「マル・マル・モリ・モリ!」は、48万枚を売り上げる大ヒットとなった。その後、2人がドラマ、映画、イベントと、姿を見ない日はないほど活躍したのは周知のとおり。
視聴率低迷が叫ばれ続けているNHKも、すがる思いでこの人選に着手したようだ。
「当初、出場歌手の発表は11月22日か24日で調整されていると言われていましたが、24日に愛菜ちゃんが生放送の音楽番組に出演するのを考慮して、30日に日程をずらしたとさえ言われているんです」(スポーツ紙芸能デスク)
今回は東北復興にゆかりのある歌手勢や韓流グループ勢など、バラエティに富んだ選考もうかがえるが、結局、頼みの綱は愛菜ちゃんと福くんというわけか。
2人は「薫と友樹、たまにムック。」名義で歌っているのに、それぞれ紅白に分かれさせて出場させる点について、音楽関係者がその思惑を明かす。
「NHKサイドは理由を『ひとりひとりをタレントとして大事に扱いたい』と言ってますが、しかし実際は、紅白に分けることで、交互に応援団として曲の合間合間の掛け合いに出演させることができる。『使えるだけ使おう』という指令が出ているようです」
とはいえ、年端もいかない2人は労働基準法によって、午後8時までしか出演が許されない。
「今年は例年より15分早い、午後7時15分スタートとしたのも『子役シフトで子供たちの人気を利用できるのも早い時間帯のみは?』と皮肉が出ています。出演可能な午後8時までの45分間は、事あるごとに登場させるでしょう」(前出・音楽関係者)
天下のNHKも、人気子役におんぶにだっこ。出演者をいろいろそろえても、「♪みんな食べるよ」と2人の独壇場では情けない。