二宮和也、生田斗真、岡田准一による旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)からの退所は、来年の屋良朝幸まで持ち越される。さらなる退所ドミノが予想されたが、STARTO ENTERTAINMENTの代表取締役CEOにコンサルティング会社社長の福田淳氏が就任したのを機に、収まりを見せそうだ。
それにともない、閉店に追い込まれていた旧ジャニーズショップがXXXXX.POPUPSTORE(ブランクドットポップアップストア)と改称して愛知、大阪、福岡、東京で新規オープン。旧ジャニーズJr.たちの育成を行う会社は、ジャニーズアイランドからAnnexに名を改めた。
Annexは井ノ原快彦が社長。タレント兼任社長とあって援軍は多い。KAT-TUNの亀梨和也もその1人だ。
亀梨は今年7月16、17日に大阪・京セラドーム大阪、8月19、20日に東京・東京ドームで開催されたジャニーズJr.(当時)のコンサート「ALL Johnnys’ Jr. 2023 わっしょいCAMP! in Dome」で演出家デビュー。Jr.ライブの演出といえば、これまではジャニーズアイランドの代表取締役社長だった滝沢秀明氏が担っていたが、22年9月末で退任。嵐や後輩のライブ演出もしていた松本潤は、主演大河ドラマ「どうする家康」(NHK)の撮影に追われていたため見送り。亀梨にお鉢が回ってきた。
そもそも、亀梨には先見の明がある。今をときめくSnow Manの目黒蓮がJr.内ユニット・宇宙Sixに属していたころ、すでに素質を見抜いていたからだ。
目黒は17年に開催された亀梨の初のソロコンサートツアー「KAT-TUN KAZUYA KAMENASHI CONCERT TOUR The一 ~Follow me~」にバックダンサーでついた。ライブ後、亀梨はメンバー全員を食事に誘い、6人の前で「俺がもし宇宙Sixのメンバーだったら、まず目黒を売れさせるね」と断言している。週刊誌記者は言う。
「当時の目黒は、センターではなく端っこ。事務所からプッシュされていませんでした。認めてくれたのは亀梨が初めてだったので、本人にしてみれば驚きと同時に懐疑的。そのツアー中に連絡先を交換して以降、親しくなりました。この数年間、亀梨の実家で開催されるBBQパーティーに欠かさず参加しています」
亀梨が着目したおよそ2年後、宇宙SixとSnow Manと兼任。翌20年に、9人体制となったSnow Manはメジャーデビューした。今ではシングル、アルバムともにミリオンヒットを連発。ゴールデンタイムで冠レギュラー番組「それSnow Manにやらせて下さい」(TBS系)を抱えるまでになった。
Snow Manが押しも押されもせぬトップアイドルとなったことで評価された亀梨の慧眼。24年、亀梨のお眼鏡にかなうのは誰か。
(北村ともこ)