人間はとっさの時の態度で、意外な人間性が現れる。12月3日に34歳の誕生日を迎えた壇蜜、酸いも辛いも知っている百戦錬磨の熟女タレントを装っているが、実は純情娘であることがバレてしまった。
12月7日に都内の書店で「壇蜜 2015年カレンダー」発売記念イベントを開いた時のこと。何ともサプライズな出来事が!
「昔は芸能リポーターが質問したが、経費削減で現在はテレビ局の取材スタッフがタレントに1問1答のやりとりをするんです。話を盛り上げるために各人あれこれ知恵を絞るわけですが、この時、某局の男性スタッフは完全に仕事を忘れてプライベートモードになっていた。お茶の間で見かけるうちに親近感がわいてきて錯覚してしまい、いざ目の前にした人気者にお友達モードで接してしまう。現場に不慣れな人間がよくやりがちなポカなんです」(テレビ局スタッフ)
囲み取材で、この取材スタッフが壇蜜と同じ誕生日であることを壇蜜に振った。
「ついこの間、誕生日を迎えられました壇蜜さんです。12月3日、実は僕も12月3日です」
と笑顔で自己PR。ノリのいい壇蜜は「おお、友よ」と思わず笑顔で握手に応じた。日頃「モテない」を連発、この日もフリーを強調していた壇蜜は、
「お仕事で行った鹿児島で、キリンのオスのハートくんによだれでお祝いしてもらいました。キリンに祝われる誕生日はもうないと思うので、うれしかったです」
と、男には祝ってもらえない誕生日を嘆いてみせた。
その後、そのスタッフから「クリスマスのご予定は?」と聞かれると、
「仕事もないかもしれないので、どうしましょう。一緒に過ごします? 同じ誕生日ですし」
と社交辞令で返したところ、スタッフは思いっきり真に受けてしまった。あろうことか、
「いいですか? ぜひ、お願いしたいですね。後でメアド教えます。おいしいラーメン屋、知ってるので、ぜひ」
と猛プッシュしたのだ。壇蜜は直球勝負の口説きに目を白黒させ、
「どうしよう…こんな展開されたの初めて。本当ですか? どうしよう」
と頬を赤らめ、暴走した。
「ふつうなら壇蜜の事務所のスタッフが話を切り上げたりするんですが、壇蜜は放し飼い状態。絶妙な返しができる賢い熟女ですから、事務所スタッフもこの時はあえて出しゃばらなかったんです」(テレビ雑誌記者)
ところが、最後の質問が終わり、「お疲れ様でした」と壇蜜が会場を後にしようとした時のこと。
壇蜜のほうから男性スタッフに「メアドは?」と声をかけた。するとメアドを教えるのも忘れ、スタッフは、「(私のような)デブ専OKですか?」
と質問。一部始終を見ていた取材スタッフの女性が、
「(この取材スタッフが)タイプなんですか?」
とけげんそうに質問をしたため、壇蜜もがっつきまくりの自分にようやく気がついた。
「そういうのすらも全然考えたことがなかった。誘われたから、ちょっと。すみません。軽い女ですみません」
と、そそくさとメアドも聞かずに退場してしまった。壇蜜が我に帰らなければ、クリスマスラーメンデートが実現していた!?