昨年、ルーキーながら阪神の38年ぶりの日本一に貢献した森下翔太外野手。プロ2年目となる今年、24歳になる年男だという。かつて同じくプロ2年目に年男を迎えた阪神OB鳥谷敬氏は1月9日放送の「朝生ワイド す・またん!」(読売テレビ)に出演。今季の森下の「課題」について語っていた。
森下の昨季成績は94試合、打率2割3分7厘、10本塁打、41打点。昨年12月、同番組のインタビューでは、24年の目標をホームラン20本と話していたが、そんな森下に対し鳥谷氏からの提言は、「試合に出続けるために打率を残せ!」だった。
「目標の20本打つためにはある程度試合に出なきゃいけない。試合に出るためにはコンスタントに結果を残さなきゃいけない。2、3試合、ヒットが出なくなってくるとポジションが外野なので…。特に外野は今、レギュラーを狙っている選手がたくさんいるので…」と鳥谷氏。
さらに鳥谷氏曰く、外野手の場合は結果が出ないと他の選手に代えられやすいポジションとのことで「全部出るためには、ある程度『率』を残して…」と説明した。
阪神の外野手は、センターの近本光司は不動だが、あとは森下のほか、ノイジー、ミエセス、島田海吏、小野寺暖、前川右京、井上広大らがレギュラー争いを繰り広げている。その中でレギュラー定着を勝ち取るには、打率がポイントになりそうだ。
(鈴木十朗)