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【封印された裏球界史】大谷・山本仰天!あの長嶋一茂もドジャースのユニフォームに袖を通していた

 メジャーリーグでは、今季のドジャースには大谷翔平と山本由伸が加入し、日本での知名度がさらにアップしているが、実に意外な人物もドジャースのユニフォームに袖を通した経験を持っている。現在はタレントとして大活躍している長嶋一茂だ。

 テレビ画面の一茂を見て、かつてプロ野球選手だったことを思い出す人は少ないかもしれない。決して褒められた数字ではないが、野村克也氏が率いるヤクルトと、実父・長嶋茂雄監督時代の巨人で計7年間プレーし、18本塁打、82打点、打率2割1分の成績を残している。

 その一茂が渡米したのは1992年のことだった。この年、ヤクルトは米アリゾナで第1次キャンプに臨んだが、彼はその初日に38.2度の熱を出してダウン。いきなり練習を休んでしまった。

 レギュラー獲得に向けて、自主トレ期間中には、あの「オレ流」落合博満氏に弟子入り。三冠王打法を引っ提げて初日から特打を行うなど、アピールする予定だった。ところがいきなり不参加となり、チームには2日遅れの合流となったのである。

 このわずかな出遅れが後々、致命傷になった。この年のMVPと本塁打王、首位打者を獲得したジャック・ハウエルが、外国人選手としては珍しく、キャンプ初日から合流。野村監督から「打撃は外国人特有の、ヒッチするなどの悪い癖がない」と高評価を受け、開幕から三塁を守ることが決定した。一茂は早い段階で、レギュラー争いから脱落してしまったのだ。

 本来なら地道に2軍から出直しを図るものだが、彼はそんなタマではなかった。何を血迷ったか、球団にアメリカへの野球留学を直訴したのである。一茂を持て余してしていたヤクルトも許可し、4月1日には渡米。ドジャース傘下の1Aベロビーチでプレーすることになった。

 1Aといえばメジャー、3A、2Aのさらに下。ルーキー、あるいはルーキーに毛の生えた若者が所属するところだが、30歳を目前にした一茂は、ここで5カ月プレーする。

 この年、ヤクルトは14年ぶりのリーグ優勝を果たしたが、一茂は公式戦に1試合も出場することなくシーズンを終えてしまった。

 1Aとはいえ、ドジャース傘下のチームでプレーしたことは間違いないものの、今やそれを覚えている人は皆無かもしれない。

(阿部勝彦)

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